朗読集団 表現工房 主宰 長谷川勝彦 著
『メディアの日本語』
2000年に出版された旧著の再発売
NHKアナウンサーとしてニュース・ナレーションに長く携わってきた経験から生み出された語りの技術をすべて説き明かすべく書かれた。局外者・初心者にもわかりやすく基本を解説、朗読・ナレーションをする人たちにとってはその根本を深く説いた、目から鱗の一冊。
「放送」というメディアの現場で「ことば・音声表現」の立場から論じた、著者ならではの「放送メディア論」として読むこともできる。
一冊1,000円、新書版は500円で販売
※メールに送付先のご住所をお書きください。代金は本がついた後にお願いいたします。
◉ 文を音声にする技術
◉ 私の一語理論
◉ 意味・音・息の切れ目
◉ 語りの身体論
『ここには、ドキュメンタリーの製作者を志す人にとって「目からウロコ」の言葉が詰まっている』
~ NHK大型企画開発センター・プロデューサー 伊東純 ~
『声にする日本語の名手である長谷川勝彦さんの日本語への深い理解と洞察力は後輩である私の道しるべです』
~ 軽井沢朗読館 館長・元NHKアナウンサー 青木裕子 ~
長谷川勝彦 経歴
1941年東京生まれ。早稲田大学政経学部卒。元NHKアナウンサー。定年後もフリーとして活躍。NHKスペシャルをはじめとしてドキュメンタリー番組のナレーションで2009年放送文化基金賞を受賞。
NHK文化センターの4カ所の朗読教室を担当。【朗読集団 表現工房】主宰。著書に『メディアの日本語』のほか『ワークブック 朗読の根源的考察と実践的考察』がある。
「ドキュメント太平洋戦争」「引き裂かれた歳月 ~証言記録シベリア抑留~」「日本国憲法 誕生」などの骨太の歴史ドキュメントがDVD化され、ナレーションを聞くことができる。その他、城好きの方におすすめ「司馬遼太郎と城を歩く」全8巻、剣道世界選手権に取材した「ただ一撃にかける」もでている。
テレビ番組「秩父山中 花のあとさき」のシリーズにひきつづき、映画「花のあとさき」のナレーションも担当。
長谷川勝彦ライブラリー
- 論 考 集
- 澁澤龍彦「護法」に逍遥し、その語法に触れる
- 川端康成「伊豆の踊子」の冒頭部分を読む
- 口に出して相手に届ける言葉、心のうちに抱くだけの言葉
- 池澤夏樹「都市生活」を読んで「語り手」というものを考える
- 芥川龍之介の「蜘蛛の糸」を読む
- 志賀直哉「清兵衛と瓢箪」の書かれ方と声にする仕方
- 基本練習~「ことばの音の適切な発音」と「会話『セリフ』の表現」
- 三浦哲郎「泉」を読んで、書かれ方と声にする仕方を考える
- 三浦哲郎「沈丁花」を読んで、書かれ方と声にする仕方を考える
- 或る年の春の偶感~人間の意識(知覚)というものについて
- 朗読における「構え」ということ ~宮部みゆき『神無月』を読んで~
- 柳父章の日本語論に学んで、朗読に及ぶ 1
- 柳父章の日本語論に学んで、朗読に及ぶ 2
- 「文章はしやべるやうに書け」といった佐藤春夫の『個人的な余りに個人的な饒舌』の文章の「書きよう」を点検する
- 「言」と「文」の「一致」をめぐって
- 長谷川勝彦の「本」
- 動画・音源集
- あの日 昭和20年の記憶(NHKアーカイブス)
- NHKアーカイブス・選