【 論考集 INDEX 】

 長谷川勝彦ライブラリーに設けられた「論考集」は、私の朗読に関わる論考を、ここに順次ご披露して行こうというものです。

 朗読することに楽しみを見いだしたり、朗読を聴くことを好んだりする方々、つまり広く朗読を愛好する人々に向けて、この20年ほど朗読者として活動してきた私が、朗読に対しどのように向かいあっているのか、どんな工夫をしてテキストに向き合うのかなど、ときに実践的に、ときには理論的に明らかにしていきたいというのが願いです。

 順次この「論考集」にさまざまな文章を披露していく考えです。読み物として楽しめるかどうか、私としては、表現する者はこんなことを考えているのだと、朗読するなり聞くなりの参考にして、読んでいただければ幸せに思います。

長谷川勝彦  

[最新]

Vol. 015 ■「言」と「文」の「一致」をめぐって(2023.7.20)

Vol. 014 ■「文章はしやべるやうに書け」といった佐藤春夫の『個人的な余りに個人的な饒舌』の文章の「書きよう」を点検する(2023.6.8)

Vol. 013 ■柳父章の日本語論に学んで、朗読に及ぶ2(2023.6.2)

Vol. 012 ■柳父章の日本語論に学んで、朗読に及ぶ1(2023.5.19)

Vol. 011 ■朗読における「構え」ということ~宮部みゆき『神無月』を読んで~(2021.4.9 記)

Vol. 010 ■或る年の春の偶感~人間の意識(知覚)というものについて(2020.3.28 記)

Vol. 009 ■三浦哲郎「沈丁花」を読んで、書かれ方と声にする仕方を考える(2022.12.4)

Vol. 008 ■三浦哲郎「泉」を読んで、書かれ方と声にする仕方を考える(2022.11.3)

Vol. 007 ■基本練習~「ことばの音の適切な発音」と「会話『セリフ』の表現」(2020.11.13 記)

Vol. 006 ■志賀直哉「清兵衛と瓢箪」の書かれ方と声にする仕方(2018.11.10 記)

Vol. 005 ■芥川龍之介の「蜘蛛の糸」を読む〜その語り手および作者について(2022.10.13)

Vol. 004 ■池澤夏樹「都市生活」を読んで「語り手」というものを考える(2022.10.02)

Vol. 003 ■口に出して相手に届ける言葉、心のうちに抱くだけの言葉(2022.09.24)

Vol. 002 ■川端康成「伊豆の踊子」の冒頭部分を読む(2022.09.20)

Vol. 001 ■澁澤龍彦「護法」に逍遥し、その語法に触れる(2020.04.27 記)